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IT戦略を構築する上で大切な考え方の指針

コンサルティングフロー

IT業界の状況を理解していないと導入に成功しない

IT戦略を構築する上で大切な考え方の指針は、“IT業界の状況を理解していないと導入に成功しない”ということです。通常の投資であれば、お金をかければ大体良い結果が得られるわけですが、ITシステムの導入となると、知識が伴わないと上手くいかないと覚えておいてください。

では、IT業界の状況とは何かというと、その成り立ちやシステム開発の現状を理解するということです。これは、どうしてこんなに大きな金額的投資がシステム開発に必要になってしまったかという理由でもあるのですが、そもそも、システムが日本に導入されるようになった経緯から理解することが大切です。

実は日本にシステムが紹介された頃というのは、ちょうどバブルが崩壊し、日本の産業構造が大きな変化を余儀なくされた時でした。ここで問題になった事が雇用の問題だった訳ですが、建設、土木といった雇用の大きな受け皿だった産業が衰退し、人の行き場がなくなった時にちょうどこの、システムが日本に入ってきた訳です。

これは国の方針でもあったのですが、結果、雇用の確保にシステム産業が位置づけられたために、建設の様に大勢で大きなシステムを構築する形が出来てしまったのです。システム構築のモデルもまさに建設と同じ、設計者がいて、その設計を各部分に割り振る人がいて現場の監督がいて、作業者がいてといった具合で、開発は成り立っています。

大手の企業に仕事を依頼しても、現実にはその下請けの、そのまた下請けの下請けの、さらに下請けの人間とかが大勢で工事するという構造はまさに、建設と同じですが、そういう構造でシステムは作られているということです。

日本のシステム産業の抱える問題点

ここで、問題になるのが、システムは何によって動くのかという問題です。システムは考え方で動くのではなく、作られたソフトによって動くわけですから、そうやって誰だかよく分からない様な人達が大勢で作った場合のシステムは、その一つ一つのソフトを実際に検証するためにテストをしなければならないわけですが、実際にはここにたくさんの時間と多くのお金が必要になってしまうのです。だから、システムの開発を頼むとすごく時間とお金がかかるわけです。

システムは誰に頼むかが本当に大切

実はこういった問題に、システム開発者側もかなり危機感を持っています。そして、それぞれの努力で少しずつではありますが、改善が図られ、中小企業にとっても費用対効果で充分に効果が上がるすばらしいソフトを開発してくれる会社がでてきています。

もちろん、現状ではかなかか見つけるのが難しいと思いますが、システムは開発者が見える開発でなければならないという事を知っておくことが大切です。

※システム開発についてはかなり大きな投資になります。不安であれば遠慮なく問い合わせください。御社に合った開発会社を紹介したいと思います。

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