人事評価制度

人事評価制度導入コンサルティング

いくら優秀な人材の採用に成功しても、彼らが能力を発揮し、成長出来る環境を作れなければ、結果、人材をダメにしてしまいます。また、企業の発展の速度は入社した人がどれ位の早さで戦力化できるかで決まります。

当社の人事評価制度導入コンサルティングでは、キャリアパスを中心とした人事評価制度「LADDERS(ラダーズ)」の導入を通して、組織が成長し人が育つ土壌を企業の中に構築するコンサルティングを行います。

人事評価制度「LADDERS」とは

人事評価制度「LADDERS」とは、キャリアパスを中心に人や組織が成長する環境を企業の中に作ることを目的として、当社がオリジナルで開発した評価制度の名称です。

なぜ評価制度を作ったかというと、企業が最速で発展するためには「組織化」が欠かせないステップであり、その組織化を実現する為には評価制度が欠かせない要素だったのですが、大手企業向けの評価制度や、労務系、人事系の人件費削減型の評価制度は、発展を考えた企業の評価制度にはまったく合わなかったので、当社がオリジナルで作ったということです。この評価制度の導入で人の成長が促進され、企業の組織化が加速します。

採用に続く人材戦略の要は組織化

企業を発展させる為には、まず、販売戦略として、売れるしくみ(ビジネスモデルとマーケティング)の構築が必要です。そして、売れるしくみが機能し始めたら、人材戦略のスタート=優秀な人材の採用、が次に行うべき行動です。企業は最終的に、そこに集まる人材レベルによってその成功が測られますから、マーケティングが機能すると思ったらすぐに優秀な人材の採用に着手するべきなのです。

採用活動の次に何が必要かというと、採用した人材の成長を促すためのしくみを会社の中に構築することです。先に企業の発展の速度は新卒採用にせよ中途採用にせよ、採用した人がどれ位の速度で戦力化するかに比例すると言いましたが、いくら優秀な人材の採用に成功しても、教育のいかんによってはその能力をまったく発揮されないものにしてしまうこともあるのです。

また、個人の成長と共に大切なのが組織化です。これは各役職者が役職者としての仕事をしっかり理解して組織を運営することで実現しますが、ただ人数の多いだけの企業と、組織化された企業とでは組織力や生産性が驚くほど違うわけですから、個人の成長と組織としての成長があって初めて企業はより発展していけるのです。

キャリアパスを中心に、個人と企業(組織)が共に成長するしくみを作る

それでは順を追って、当社が考える“個人と企業(組織)が共に成長するしくみ”としての評価制度について解説していきますが、まず最初にすべての中心となるキャリアパスを作るべきだと考えています。

キャリアパスというのは、採用した社員の受け皿となる業務の道筋で、入社してからどんなふうに能力や知識を身につけたら良いか、また実務をこなしていけばよいかを分かりやすく、担当別、役職別にまとめた表と考えてください。

このキャリアパスの向かう先はどこかというと、企業の目指す目標であり目的です。その目的を達成するために、こんなふうに成長していって欲しい、というのが会社側からのリクエストとしてのキャリアパスということになります。そして、そのキャリアパスに沿って成長してくれた事に対して感謝をもって正当に評価することで、評価制度が機能するということです。

LADDERSではこのキャリアパスを、どんな業務をこなす上でも必要となるであろう基盤系(人間力)と、職務系(それぞれの業務に特化した能力)に分けていますが、たとえばその表を見ることで、入社してから3ケ月くらいまでには、どんなことを覚えて何を行えばいいか、半年後には、一年後には、主任になったら、課長になったら何をするというように、入社したてのところから最終的には専務や常務クラスになるまでの道筋のステップを表として作っていくということになります。それぞれの役職に就くには、どんな能力や技能を持ち、さらにはどんな人柄や人間としての資質が望まれるのかまで分かるように作っていきます。

組織構成員としての基盤能力と職務系キャリアパスを分離

キャリアパスを作ることで成長の道筋が分かる

キャリアパスを作ることがなぜ重要かというと、入社した人が自分がどういうふうに成長していったら良いかが分かるので、やる気を自然に成長に繋げていけるからです。事実、能力のある人間は指針を示してあげるだけでどんどん成長していきます

入社時期というのは、新卒にしても中途にしても、フレッシュな気持ちを持って会社に入ってくれるという点で、とても大切な時期といえるのですが、キャリアパスを示してあげることで、そのやる気を成長へと無理なく繋げてあげられるということです。

反対に、キャリアパスが出来ていないと採用にいくら力を入れて優秀な人材の採用に成功したとしても、せっかくの成長意欲を止めてしまう可能性があるということです。

また、このキャリアパスを作る事は、新卒採用の場合に特に大切で、せっかく優秀な新卒者を採用できても、彼らの成長の受け皿としてのキャリアパスが出来ていないと、自分の成長に不安を感じてすぐに辞めてしまうという問題まで起きてしまいます。

ちなみに、こういった新卒者に対して一番してはいけない教育は、先輩や上司がよくやる「見てろ!」という指導?です。彼らは具体的に何をしたら良いかが知りたいわけですから、こういった教育はせっかくのやる気を台無しにさせる原因になっています。

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